第82話 健康の事がぐ~んと身近になった昨今!!
健康が人々の関心事になったのは最近の事ではないですが、少し以前は「元気で長生き」を目指す自己努力の一環だったように思います。
しかし、最近の健康に対する意識は、何か悲愴感が漂っていないでしょうか。
人にもよりますが、ちょっと前の一般的な健康意識は、バランスの取れた食事。運動も大切です。それでも足りなかったら栄養補助食品を摂りましょう。といったところに目標が集中していたように思えます。
それに対して、今はまずディフェンス(=身を守る)から入らないといけません。安全だと思って食べていたものがそうでもないということがはっきりしてきたからです。
健康とは恵まれた条件がベースにあって、知恵と努力でその条件を守りながら、同時に積極的に活かしていくものだ。と考えていたものが、生まれたときから生きていく環境も含めて自分達で守っていかなければ保てないものだと感じ始めたのです。
誰しも自分自身の健康を予測することはできません。
ただ、政府が発表する統計予測で、日本人は今後も長寿を維持するであろう事はほぼ分かっています。しかし、それは日本全体の統計予測であって、そのまま自分に当てはまる事ではないのです。
80過ぎても90過ぎても元気でいたい。そう願う一方で、毎日の足元の健康はいろいろな環境でかなり脅かされています。また皮肉なことに、進んだ科学と報道によってその現状を知ることになります。どうも理想と現実を両にらみしないといけないところに現代の苦悩があるようです。
ところで健康といえば、国は、今月からメタボを予防する為に特定健診・特定保健指導を推進することにしました。
確かに国を挙げてこういう運動に取り組むと、諸外国も含めた過去の例からしても、全体としてはそれなりに有意な結果が出るものです。
しかしながら、食の安全、今後の食糧問題、生活習慣の多様化、等々、置き去りにされている多くの課題を乗り越えながら、メタボにも立ち向かうには余程の決意と意志の力が要ります。
メタボを改善するのには、『行動変容』というのが一番大切だと言われています。
意思の力でメタボを招いた生活習慣を変えていくということです。
健康は他人に与えられるものではなく、自分で守るものだとは昔からよく言われてきました。
そうした意味でも、原点に戻り、この春からは健康を益々身近にそして自分事にしなければなりません。
ただ、くれぐれも、健康のことを考え過ぎて病気だけにはならないように気を付けてください。
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