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2008.01.19

第79話 薄れ行くのか震災の記憶

変わり果てた街平成7年1月17日午前5時46分 …………………。

あれから13年の年月が過ぎたとは ……………。


天地をひっくり返すような大きな揺れは、時間的には僅か数十秒であったのであろうが、感じる長さは長く感じた。
そして、そこから長い長い闘いが始まった。

6434人が亡くなり、何十万人という人々が身体にそして心に傷を負った。その内多くの方々は今もその闘いの最中にある。


ただ、人の記憶は、日に日に薄れてしまうものである。

自分自身もあれ程の体験をし、地獄の様な光景も無数に目にして、脳裏に焼き付けていたはずであっても、やはり、時間と共に忘れていってしまう。
忘れてしまうことが、ある意味、神の恩恵であることも事実であろうが、
確かにどうしても忘れてはいけないこともある。

あの朝、まだ真っ暗な中を、遠くから地鳴り(それは、耳で聞く音と言うよりも
五感で感じる響き、否、叫びであったように思うが)が近付き、あっと思う間に、これ以上地面が揺れる事はできないのではないかと確信する程の揺れになった。

私は、今になって、あれは地球の叫びではなかったかと考える。


あれから13年。 年月だけは過ぎていったが、地球の叫びを宥(なだ)める為の何かを私達人間はしてきたであろうか。

次の災害に備えて教訓とすることは本当に大切なことである。
しかし、同時にそうした観点からも、震災の記憶は忘れてはならないと自分を戒めるところである。

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