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2007.12.13

第76話 個人が尊重される国へ!!真のレジームチェンジは起こるのか?

6237904「国民のために国家があるのか?」「国家のために国民はいるのか?」
この問に容易に答え得る人は少ないと思う。
日本は、歴史的、伝統的に見て、国家のために国民がいる国家であり続けた。
そしてそれは、戦後、民主主義国家に生まれ変わった後も、人権や人間性が盛んに叫ばれだした近年においても、本質的には変わっていないと思う。

高度成長の後もバブル形成時までは、前に向かってモウレツに駆け続けた社会。流れに取り残された人も、自分は勝者と思っていて人も、バブルがはじけ、経済成長が止まって、自分の足元を見詰めざるを得なくなった時、初めて失ったものとその大きさに気付かされる結果になった。
それは、一部は経済的なものであっただろうが、それ以上に生活や人生にとって最も大切なものであったかもしれない。
そうした意味では、経済が失速して、自分達の本当の姿を見詰める機会を得た事も、決して悪い事ではなかったと言えるのではないだろうか。

それから十数年経って、国も社会全体もようやく個人の生活や権利に目を向け出したようである。
ここは「国民の為に国家がある」という、民主主義国家としては当たり前の姿に至れるかどうかの重要な段階だと思う。

従来型の国家論や計画経済(特に官主導の)で国の成長を引っ張るという手法でなく、民生レベルの積み重ねで理想の社会・国家を目指していくのが、まどろっこしい面はあるが、これからの重要なアプローチではないだろうか。

誤解されては困るが、私はどの政党が良いと言っているのではない。
ただ、独断的、強権的な政治が国民をリードするという長年続いてきた我が国のレジームがはっきりと変化していくのを感じる。
そして、個人本位、生活者本位、住民本位の社会が、地鳴りのように底から押し上げて来ており、その兆候が、社会のいたるところ、又、国政レベルでも表れ出している。

国や体制が変わるだけでなく、国民の意識や行動も変わるべきであろう。
いつも行政に依存するばかりでなく、社会を支える自覚もいるだろうし、何よりも、責任を持てる自分の考えや判断を持つ事が大切になってくる。

先程も述べたが、機は熟しつつある。
ただそれは、マスコミに煽られた安易な政権交代ではなく、混乱する期間は少々長くなったとしても、しっかりと理念に根付いた国民に突き上げられたレジームチェンジであることを望みたい。
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