第51話 チャングムの里を訪ねて
先日韓国のソウルに出かけた際に、日本でも話題になっている『チャングムの誓い』を撮影したMBC(韓国の民放の一つ)の『チャングムテーマパーク』に行ってきました。
日本でもそうですが、映画スタジオや放送センターというのはとても能率的に出来ていて、
狭いセットで上手に撮影していきます。テレビで見ると広々とした敷地に何十もの部屋があるように見えるものが、上手に使い回しされていて、実際にはほんの限られた建物です。
ただ、驚いたことにMBCはこの番組を作るためにわざわざテーマパークを作ったとの事です。
いろいろ他のロケ地も使ったようですが、主に野外の撮影はここでして、室内の場面は隣接する放送センターのスタジオで行ないました。
『チャングムの誓い』(韓国での番組名は「大長今」 長今はチャングム、頭の『大』は立派なという意味を表すそうです)は、15世紀末頃(日本ではまだ室町時代)の朝鮮王朝の宮廷を舞台に、いろいろな時代の実在の人を取り混ぜながら作られたフィクションです。
それでも、時代考証もしっかりしているので、宮廷料理等、昔の宮廷の様子を窺い知ることができて興味深いものです。
韓国の国民にとっては、テレビを楽しみながら、自分達の歴史を再認識し、民族意識を高めるきっかけになったことと思います(韓国ではおととしに放映が終わっています)。
そして韓流ブームが凄いこともあってか、今や日本をはじめ台湾や中国の上海等でブームが沸きたち、台湾や上海では日本を遥かに超える熱狂振りだそうです。実際、私達が行った日にも、台湾からの団体客が押しかけていました。
日韓、日中の関係がいろいろ言われていますが、同じテレビドラマがこれだけそれぞれの国の人々に受け入れられ事実を見ると、やはり共通した歴史に根ざし、同じことに感動できるメンタリティを持っているのだと感じさせられます。
テーマパークは、ソウルから片道1時間半。車中では、テーマソングの「おなら。おなら。……」を練習させられ、アクセントが違うと叱られながら時を過ごしました。(冬ソナのDVDも見せられました)
観光客向けのメニューとは言え、寒いソウルで、韓国文化の深い一面に触れることができ、また心もほかほかとする体験も出来たことをよかったと思います。
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